エアライン, 官公庁 — 2020年10月10日 05:00 JST

HACと札幌市、連携協定締結 観光・産業振興や丘珠空港活用

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 札幌市と日本航空(JAL/JL、9201)傘下の北海道エアシステム(HAC、NTH/JL)は10月9日、観光・産業・暮らしなどの分野に関する連携協定を締結した。札幌の観光促進や市が開くイベント、拠点の丘珠空港の利用促進などで協力していく。

札幌市役所で連携協定に調印した札幌市の秋元克広市長(右)とHACの大堀哲社長(同社提供)

 協定の連携事項は、1)観光振興や産業振興の促進、2)地域振興の促進、3)安全・安心の暮らしへの取組、4)丘珠空港の利用促進。札幌観光や地域貢献、丘珠空港の活性化につなげる。

 また、災害発生時に支援物資や人員を輸送するなど、札幌市の防災機能強化にも協力する。

 丘珠空港は北海道エアシステムが拠点としており、函館と釧路、利尻の道内3路線と青森県三沢を結ぶ路線が発着している。10月27日からは女満別線を8年ぶりに再開し、PBB(搭乗橋)の新設を検討する作業も進められている。

 札幌市中心部から北東約6キロに位置し、市内へのアクセスが良いものの、最寄りの市営地下鉄東豊線の栄町駅からは約1.5キロ離れており、連絡バスがない時間帯は徒歩で20分以上かかるといった、アクセス改善が長年進まない状況にある。

 北海道や札幌市によると、空港の栄町駅側に隣接する全天候型スポーツ施設「つどーむ」北側にターミナルを移転する検討案もあるが、移動距離は約400メートル短縮されるものの、概算整備費用で23億円が必要になるなど、実現に及び腰な状態が続いている。

 札幌市は夏季に季節便が丘珠へ乗り入れるフジドリームエアラインズ(FDA/JH)とも、9月3日に連携協定を結んでいる。

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北海道エアシステム
札幌市
札幌丘珠空港

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