日本航空(JAL/JL、9201)の100%子会社で中長距離国際線LCCのZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)が運航するボーイング787-8型機が、米西海岸就航に必要な航空当局の認証「ETOPS(イートップス)」を取得した。飛行中にエンジンが1基停止しても、一定時間の洋上飛行が可能な能力を証明した。同社が目標とする米国本土乗り入れに必要な認証のひとつで、就航実現に向けて一歩前進した。貨物専用便で9月に運航を始めた成田-ソウル線の旅客便就航も、近く発表する。
ZIPAIRは、1路線目の成田-バンコク線を5月14日に就航させる予定だったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で延期。旅客機のボーイング787-8型機に乗客を乗せない貨物専用便を、6月3日から運航している。2路線目の成田-ソウル線も、9月12日から貨物専用便として就航した。韓国の航空当局から認可を取得済みで、早ければ10月頭までに旅客便の運航を始める計画だった。韓国側の防疫態勢などの関係で運航開始に至っていないものの、10月中旬には就航し、赴任や留学、帰国といったニーズに応える。
米国運輸省(DOT)から営業許可を得ている成田-ホノルル線は、10月25日
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