日本航空(JAL/JL、9201)は、国内線特典航空券の目的地をシステムが決める「どこかにマイル」を搭乗5日前まで申し込めるように10月6日から変更し、福岡を発着地に追加する。週末の旅行を月曜日まで申し込めるようにし、国内旅行需要を喚起する。
どこかにマイルは、4カ所の行き先候補の中から最終的な行き先をシステムが決める特典航空券。通常の半分以下の往復6000マイルで、思いがけない地域への旅行を楽しんでもらう仕組み。発着地は従来の羽田と伊丹、関西の3空港に福岡が今回加わり、対象路線数が従来の80路線から93路線に拡大する。
追加となる福岡発着路線は、札幌(新千歳)、花巻、仙台、成田、出雲、徳島、高知、松山、宮崎、鹿児島、屋久島、奄美大島、那覇の13路線。また、往路搭乗日の7日前までに申し込む必要があったが、搭乗5日前までに6日から変更する。
どこかにマイルは、2016年12月12日に野村総合研究所(NRI、4307)とサービス開始。2018年5月24日からは、那覇と鹿児島発の離島路線を対象にした「どこかにマイル 南の島」が加わった。今年8月末現在で、のべ26万人が利用したという。
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