羽田空港第1ターミナルで10月2日、客室乗務員の歴代制服などを展示する日本航空(JAL/JL、9201)のイベント「JAL SKY MUSEUMが羽田空港ターミナルにやって来ました!」が開幕した。8日までは6階の多目的ホール「シリウス」、9日から15日は5階「THE HANEDA HOUSE」のオープンスペースで開催する。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で休館が続く機体整備工場の見学施設「スカイミュージアム」の収蔵品などを展示し、動画を上映する。
JALは社会貢献活動(CSR)の一環として、機体整備工場の見学を1950年代半ばから無償で実施。2013年7月22日に、スカイミュージアムとしてリニューアルした。通常は歴代制服やモデルプレーン、1951年の会社設立以降の史料などを見学したり、航空会社の仕事を体験するコーナーがあるが、新型コロナの影響で休館が続いている。
今回のイベントでは、客室乗務員の歴代制服でも人気が高い5代目と6代目を展示するほか、エアバスA350-900型機やボーイング747型機のモデルプレーンなどを用意。普段スカイミュージアムでは行っていない展示として、グループの日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)の整備士が製作した子供向け木製シミュレーター、手荷物搭載などで使用している体への負荷を軽減するパワードスーツ「MODEL-Y」などを用意し、羽田空港内で活躍しているアバターロボット「JETくん」も会場で来場者を出迎える。
運営には10人ほどが関わっており、会場ではパイロットや客室乗務員らが出迎え、客室乗務員は現行か4代目、7代目いずれかの制服を日替わりで着用する予定。JALによると、スカイミュージアムの再開は未定で、ミニ版にはなるものの、今回のイベントを楽しんで欲しいという。
開館時間は午前11時から午後5時まで。会場が変わる9日以降は展示できないものも一部あるという。
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