ボーイングは現地時間10月1日(日本時間2日)、2カ所ある中型機787の最終組立工場を、米サウスカロライナ州ノースチャールストンの「BSC(ボーイング・サウスカロライナ)」に集約すると発表した。ワシントン州シアトル近郊のエバレットでの製造は、生産レートを6機に引き下げる2021年半ばまで続ける。
787の最終組立工場は、2007年にワシントン州シアトル近郊のエバレット、2010年に第2工場となるノースチャールストンが稼働開始。787は標準型の787-8、長胴型の787-9、超長胴型の787-10の3機種で構成され、エバレットでは787-8と787-9、ノースチャールストンでは3機種すべてを製造している。2017年3月31日に初飛行した787-10は、当初からノースチャールストンのみで製造が続いている。
ボーイングは787を1カ所で製造できるかの調査結果を7月にまとめた。最終組立工場の統合により、市場の低迷に適応し、長期的な成長に向けた体制を整えて業務効率を向上させるとの結論に至ったという。シアトルでは今後も737、767、777、747-8の製造が続く。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、ノースチャールストンの工場も4月8日から5月2日まで操業を一時停止していた。
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ボーイング・ジャパン
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