ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は、成田-庄内線と関西-高知線の2路線を、10月25日開始の冬ダイヤは最終日の2021年3月27日まで全便運休する。中国から拡散した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、旅行需要が大幅に減少したことによるもの。沖縄の下地島空港を発着する2路線も、年末年始の繁忙期のみの運航となる。
成田-庄内線は、同社初の東北路線として2019年8月1日に1日1往復で就航した。新型コロナの影響で運休後、7月23日に週4往復で運航を再開したが、8月から減便が発生。9月は最大週4往復、10月は夏ダイヤ最終日の24日まで週3往復(金曜から日曜)運航するが、冬ダイヤ初日の翌25日から最終日まで運休する。
関西-高知線は2018年12月19日に就航したが、今年5月11日から運航便を設定していない。同社は国内線を当初計画で24路線としていたが、現在は同路線を引いた23路線としており、航空券も販売していない。
下地島発着便は成田線と関西線の2路線で、いずれも年末年始のみ運航する。
9月16日時点で、冬ダイヤ期間の販売を見合わせている国内線は6路線。関西発着が札幌(新千歳)と福岡、熊本、那覇の4路線、中部発着が札幌と鹿児島の2路線で、いずれも今後の需要動向を見て判断する。
国内線の減便率は、9月が56.7%、10月も52.8%と、計画の約半数が減便対象になる状態が続き、国際線6路線はすべて運休中。9月に入り、ジェットスター・ジャパンは全従業員の約6割を占めるパイロットと客室乗務員合わせて約600人を対象に、希望退職や長期休暇などの選択肢を提示しており、組織規模の適正化や路線の見直しも検討していく(関連記事)。
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ジェットスター・ジャパン
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