ボーイングは現地時間9月15日、豪空軍と共同開発している無人実証機「Loyal Wingman(ロイヤル・ウイングマン)」の初号機にターボファンエンジンを取り付けたと発表した。既製品のエンジンだという。
ロイヤル・ウイングマンは、ボーイングと豪空軍が研究開発活動の一環で取り組む実証機開発プロジェクト。ボーイングが今後開発する無人機「エアパワー・チーミング・システム(Airpower Teaming System、ATS)」の生産課題などを検証する目的で開発されており、計3機の試作機を製作する。ボーイングにとって、米国以外の無人航空機への投資としては最大規模になる。
ATSは、全長が11.7メートル、航続距離は3700キロメートル以上。AI(人工知能)を活用し、ほかの有人機や無人機と連携しながら情報収集・警戒監視・偵察・電子戦などの任務を遂行する。開発には豪州の35社以上が参画しており、BAEシステムズ・オーストラリア、 RUAGオーストラリア、フェラ・エンジニアリング、AMEシステムズが含まれる。
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Boeing: Airpower Teaming System
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