エアライン, ボーイング, 機体 — 2020年9月15日 15:10 JST

ソラシド、くまモンで復興支援 7月豪雨、デカール機就航

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 ソラシドエア(SNJ/6J)は9月15日から、熊本県内で7月に発生した豪雨被害を支援するデカール機「みんなで頑張るばい!くまモン号」(ボーイング737-800型機、登録記号JA805X)の運航を開始した。県の人気キャラクター「くまモン」をデザインし、全路線に投入する。

ソラシドが運航を開始した「みんなで頑張るばい!くまモン号」(同社提供)

L1ドア付近にデザインするソラシドの「みんなで頑張るばい!くまモン号」デカール(同社提供)

 初便となったのは熊本を定刻午前9時40分に出発する羽田行き6J14便。今後、ソラシドが運航する13路線80便(40往復)で運航する。

 デカールは2種類で、機体前方と後方にデザイン。前方左側の乗客が乗降に使う「L1ドア」付近には30センチ四方のデカールを、後方にはタテ3メートル、ヨコ3.6メートルのデカールを、それぞれ貼付する。

 ソラシドは2012年10月から、地域振興の機体活用プロジェクト「空恋-空で街と恋をする-」を展開。機体に九州や沖縄の自治体名などを描くことで、機体を通じピーアールしている。熊本県の同プロジェクトは6回目で、いずれもくまモンをデザインした。

 7月に発生した豪雨では、県南部の人吉市や球磨村で3日から4日までの48時間で418.5ミリから497ミリの雨量を記録。同地域を流れる球磨川が氾濫し、建物や橋が流出した。9月3日現在、県内では65人が死亡し、2人が行方不明となっている。

ソラシドが運航を開始した「みんなで頑張るばい!くまモン号」(同社提供)

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