レイセオン・テクノロジーズ傘下のプラット&ホイットニー(PW)は現地時間9月2日、同社のGTF(ギヤード・ターボファン)エンジンを紹介するウェブサイトを開設したと発表した。
GTFエンジン「PurePower」シリーズは、三菱航空機のスペースジェット(旧MRJ)向けのPW1200G、エンブラエルのE2シリーズ向けのPW1700GとPW1900G、エアバスA220型機(旧ボンバルディアCシリーズ)向けのPW1500G、イルクートMS-21向けのPW1400G-JM、エアバスA320neoファミリー向けのPW1100G-JMの計5つのプラットフォームで構成。2016年に商業運航を開始し、これまでに750機以上の搭載機が世界の航空会社48社に引き渡された。
エンジンファンを低圧コンプレッサーとタービンで異なる速度で回転できる構造を採用しているのが特徴。このシステムと新設計のエンジン・コアを組み合わせることで、燃費と排気、騒音を改善している。
PWによると、600万時間以上の飛行時間に達しており、燃料を3億5000万ガロン近く節約。300万トン以上の二酸化炭素(CO2)排出を回避しているとの見方を示している。新設したウェブサイトでは、GTFエンジンの特徴をさまざまな形で紹介している。
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