商品やサービスなど各種の顧客満足度「オリコン顧客満足度ランキング」を調査するoricon ME(オリコン エムイー)は、2020年のふるさと納税サイト満足度調査の結果を9月1日に公表した。対象となった16サイトのうち、全日本空輸(ANA/NH)グループの「ANAのふるさと納税」が首位を獲得した。
調査は2019年にふるさと納税サイトを利用し、返礼品を申し込んだ18歳以上の男女を対象に実施。ソフトバンクグループ(9984)の関連会社が運営する「さとふる」やトラストバンク(東京・目黒区)の「ふるさとチョイス」、楽天(4755)の「楽天ふるさと納税」、アイモバイル(6535)の「ふるなび」など16サイトが対象で、4月13日から20日まで、2113人から回答を得た。
ANAグループの全日空商事が運営する「ANAのふるさと納税」は、総合得点74.44ポイントを獲得。総合ランキングで首位となり、前年の2位から1ランク上昇した。2位は前年首位だった「ふるさとチョイス」、3位は前年と同じく「さとふる」、4位も前年と同じ「楽天ふるさと納税」がランクイン。5位は「ふるなび」で、前年6位から1ランク上昇した。
総合のほか、評価項目別でも調査。「サイトの使いやすさ」「手続きのしやすさ」「キャンペーンの充実さ」「返礼品の魅力」「コンテンツの充実さ」「地域振興への貢献」の6項目のうち、ANAのふるさと納税は、返礼品の魅力を除く5項目でトップを獲得した。
ふるさと納税は、2008年度に制度が発足。管轄する総務省によると、2019年度のふるさと納税による寄付件数は前年度比0.5%増の2333万6077件、寄付金額は4.9%減の4875億3878万1000円だった。都道府県別で受入額が最も多かったのは北海道で660億4671万6000円、最少は富山県の10億8636万2000円だった。
関連リンク
ふるさと納税サイトのランキング・比較(オリコン顧客満足度ランキング)
ANAのふるさと納税
ふるさと納税(総務省)
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