医薬品や食品をドローン宅配　KDDIやJAL、JR東日本ら東京都の実験参画

　東京都のドローンによる物流プラットフォームの社会実装プロジェクトに、KDDI（9433）と日本航空（JAL/JL、9201）、JR東日本（9020）、ウェザーニューズ（4825）、テラドローン（渋谷区）の5社による提案が8月31日に採択された。ドローンによる医薬品配送や駅周辺のフードデリバリーサービス、巡回警備などの実証実験を実施する。都内での実証実験を2021年度に予定している。

KDDIやJAL、JR東日本などが参画するプロジェクトのイメージ図（JAL提供）

　KDDIがプロジェクトのとりまとめや4G LTEの活用、JALが安全管理や医薬品配送のビジネスモデル構築、JR東日本が駅前など実証実験スペースの提供やフードデリバリーサービスのビジネスモデル構築、ウェザーニューズが気象予測情報や観測装置の提供、テラドローンがドローンの航空管制プラットフォームの提供などを担う。プロジェクトの期間は2022年3月までで、対象エリアは都内湾岸エリアと都心駅周辺を想定している。

　生産年齢人口の減少やトラックドライバー不足、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の感染拡大による物流の非接触化などの課題解決につなげる。

関連リンク
KDDI
日本航空
JR東日本
ウェザーニューズ
テラドローン

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