エアライン — 2020年8月28日 19:53 JST

ピーチ国内線、9月運航率62%に 943便追加減便

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 ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は8月28日、国内線の追加減便を発表した。9月4日から30日まで、20路線943便を追加する。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が再び拡大傾向にあり、需要が減少したことから減便を決めた。9月の運航率は追加減便前から29ポイント低下し、62%となる。

9月の国内線を追加減便するピーチ=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 追加となるのは、関西発着が札幌と釧路、仙台、成田、福岡、長崎、宮崎、鹿児島、那覇、石垣の計10路線。成田発着が札幌と釧路、福岡、長崎、宮崎、奄美、那覇、石垣の計8路線、このほか福岡-那覇線と仙台-札幌線も対象となる。

 1日6往復の関西-札幌線は3-4往復に、同最大9往復の成田-札幌線は3-6往復に減便する。1日1往復の成田-奄美線は9月8日以降週4往復に減便。金曜から月曜までのほか、17日と22日、23日に運航する。

 ピーチは7月22日に、国内線全線の減便を解消。8月1日には成田-宮崎線と釧路線も開設し、新路線を含め国内24路線全線を全便運航した。また、夏休み期間に成田-奄美線を増便するなど、国内の輸送力強化を図っている。

 当初ピーチの森健明CEO(最高経営責任者)は、新型コロナが拡大する現状ついて危機感を示したものの、減便する考えはないとしていた。その後、8月12日に国内12路線を対象とした減便を発表。お盆明けの8月19日から9月30日まで、1123便を対象としている。

 9月1日から30日まで、増便後は3683便の運航を予定していた。今回の追加により月内に1745便が減便となり、運航便数は1938便に減少する。

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