日本航空(JAL/JL、9201)は8月20日、国内線を追加減便すると発表した。8月26日から9月16日までが対象で、1713便が対象となる。新型コロナウイルスの感染者数が全国的に再び増加傾向にあることから、需要の伸び悩みが続いているという。対象便を予約した利用客には、代替便などを用意する。
8月26日から31日までは、42路線407便が対象となる。期間内の減便は計画の42%にあたる2218便となり、追加後の減便率は8ポイント上昇する。9月1日から16日までは、48路線1306便を減便。期間内の減便は43%にあたる5910便となり、減便率は10ポイント上昇する。また9月の月間減便率は、前月比9ポイント上昇の37%となる。
8月の期間中に追加で運休となるのは羽田-山形線と伊丹-種子島線、福岡-花巻線の3路線。伊丹-隠岐線は一部日程のみ運休する。
羽田路線は、運休する山形線を含め21路線が対象となる。幹線4路線はいずれも減便となり、札幌線(1日17往復)は9-11往復に、伊丹線(同15往復)は8-9.5往復に、福岡線(同17往復)線は10-11往復に、那覇線(同13往復)は5.5-8.5往復に、それぞれ減便する。
9月の期間中に追加運休となるのは羽田-山形線のみ。一部日程のみ運休するのは6路線で、伊丹-隠岐と小松-那覇、岡山-那覇、広島-札幌、福岡-花巻、鹿児島-松山の各線が対象となる。
羽田路線は、運休する山形線を含め22路線が対象となる。幹線4路線はいずれも減便となり、札幌線(1日17往復)は10-10.5往復に、伊丹線(同15往復)は8-8.5往復に、福岡線(同17往復)線は10.5-11往復に、那覇線(同13往復)は6-8往復に、それぞれ減便する。
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