エアライン — 2020年8月14日 16:20 JST

JAL国内線、9月は32%減便 新型コロナ再拡大、需要伸び悩み

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 日本航空(JAL/JL、9201)は8月14日、国内線を減便すると発表した。9月11日から30日まで、計画の31%にあたる75路線5353便を運休・欠航する。新型コロナウイルスの感染者数が全国的に再び増加傾向にあることから、需要の伸びが想定を下回って推移しているという。

9月の国内線を32%減便するJAL=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 運休は成田発着の3路線で、いずれも地方空港からの国際線接続用に運航している。成田発着の国内線は4路線あり、このうち札幌(新千歳)線を除く3路線を運休する。

 一部日程のみ運航するのは2路線で、成田-札幌線(1日1往復)は4連休の需要増加により4日間で片道2便ずつ運航。札幌(丘珠)-三沢線(同1往復)は、期間内5日間のみ運休する。

 減便となるのは、羽田を発着する幹線を含めた70路線。幹線4路線いずれも減便となり、札幌線(1日17往復)は12-16往復に、伊丹線(同15往復)は9-11往復に、福岡線(同17往復)線は11-12往復に、那覇線(同13往復)は8-13往復に、それぞれ減便する。

 JALは9月1日から10日までの国内線減便を、8月7日に発表済み(関連記事)。1日から10日までの減便は34%にあたる75路線2870便で、今回発表した11日から30日までと合わせると、9月は32%にあたる75路線8223便が減便となる。

関連リンク
日本航空

JAL
JAL、北米増便もタイ・ベトナム減便 国際線9月減便率88%(20年8月14日)
JAL、8月の国内線追加減便、9月も3割減便 感染再拡大で予約低調(20年8月7日)
JAL、9月もホノルル臨時便 関空行きも(20年8月6日)
JAL、羽田-ホノルル臨時便就航 在住者や留学生向け(20年8月1日)
JAL、成田-ボストン3カ月半ぶり再開 週2往復(20年8月1日)
JAL、お盆の国内線を再び追加減便 新型コロナで減便率17%に(20年7月30日)
JALの国内線、お盆前減便 376便追加、新型コロナ拡大傾向で(20年7月22日)
JAL、8月は国内線9割運航まで回復 お盆需要視野に(20年7月9日)
JALのCA、目の表情から察して接客 特集・新型コロナと機内サービス(20年7月9日)

ANA
ANA国内線、9月は45%減便 運休22路線、新型コロナで需要減(20年8月13日)
ANA、国内線減便25%に拡大 夏休み予約鈍化、羽田8路線(20年8月6日)
ANA国内線、8月は77%運航に 新型コロナで減便増、お盆は88%(20年7月27日)
ANAのプロペラ機Q400羽田便、51日間で終了 最終日は2機で8便(20年7月22日)
ANA、羽田-ロサンゼルス再開 9月の国際線、89%運休継続(20年8月4日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post