全日本空輸(ANA/NH)は8月13日、国内線の9月運航計画を発表した。対象期間は1日から30日までで、計画していた121路線2万3240便のうち、45%にあたる99路線1万445便が運休・減便となる。中国から拡散した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が再び拡大傾向にあり、需要が減退していることから減便が決まった。
期間内すべて運休するのは22路線で、羽田発着は中標津と釧路の2路線が対象となる。関西発着は女満別と福岡、石垣の3路線、中部発着は女満別と旭川、函館の3路線、福岡発着は仙台と小松、宮古の4路線、札幌発着は岡山と広島の2路線、那覇発着は岩国と長崎の2路線で運休が発生する。
地方空港からの国際線接続用に運航する成田発着の7路線のうち、運休となるのは札幌線を除く6路線。札幌線は27日と29日のみ、1往復ずつ運航する。ANAによると、札幌線は成田発着の団体予約向けに運航するという。
このほか、一部日程のみ運航するのは成田-札幌線を含め9路線。羽田-稚内線のほか神戸-札幌線、札幌-那覇線などが対象となる。
減便となるのは、羽田を発着する幹線を含めた68路線。幹線は4路線いずれも減便となり、札幌線(1日16往復)は10-11.5往復に、伊丹線(同15往復)は14-14.5往復に、福岡線(同18往復)線は13-14往復に、那覇線(同13往復)は10-12.5往復に、それぞれ減便する。
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