アメリカン航空(AAL/AA)は現地時間8月12日、換気口を備えたマスクの着用を19日から禁止すると発表した。米CDC(疾病予防管理センター)の勧告によるもので、鼻と口をしっかりと覆うマスクのみ使用できる。CDCは、換気口から出た飛沫が周囲に到達することで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が拡大すると注意喚起している。
8月19日から適用する新方針では、鼻と口を覆い、顔に密着するマスクの着用を求める。マスクは飛沫の拡散を防ぐ素材を使用していることが必須で、換気口付きのマスクのほか、メッシュやレース生地など、通気性の高い素材で作られたものは着用できない。
アメリカン航空は5月から、機内でのマスク着用を義務化。旅客は出発地の空港から到着地の空港を出るまで、マスクを付ける必要がある。2歳未満の利用客には、7月からマスク着用の義務を除外している。
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アメリカン航空
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