ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は8月12日、国内12路線を対象に減便すると発表した。19日から9月30日まで1123便が対象となる。ピーチは7月22日から国内全線の減便を解消したが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が再び拡大傾向にあり、需要が減少したことから減便を決めた。
対象となるのは24路線運航する国内線のうち、関西発着が札幌と仙台、新潟、成田、福岡、宮崎、鹿児島、奄美の8路線、成田発着が札幌と福岡、鹿児島の3路線のほか、仙台-札幌線でも減便が発生する。
1日6往復の関西-札幌線は4往復に、同最大9往復の成田-札幌線は6往復に減便する。1日1往復の関西-新潟線と奄美線はいずれも週4往復に減便し、月曜と金曜、土曜、日曜のほか、4連休の最終日にあたる9月22日に運航する。
ピーチは7月22日に、国内線全線の減便を解消。8月1日には成田-宮崎線と釧路線も開設し、新路線を含め国内24路線全線を全便運航している。また、7日から16日までの夏休み期間は成田-奄美線を増便するなど、国内の輸送力強化を図っている。1日の新路線開設時にピーチの森健明CEO(最高経営責任者)は、新型コロナが拡大する現状ついて危機感を示したものの、1日時点では減便する考えはないとしていた。
増便分を除いた期初の運航計画によると、8月1日から31日までは3270便の運航を予定していた。19日からは321便が減便となるものの、増便により運航便数は3646便となり、減便後の8月運航率は当初の計画値を上回る111%となる。
9月1日から30日までは、当初3150便を計画。月内に802便が減便となり、便数は増便後の3683便から2881便に減少する。9月の運航率は91%となる。
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ピーチ・アビエーション
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