全日本空輸(ANA/NH)は8月6日、国内線を追加減便すると発表した。10日から31日まで、羽田発着の8路線644便が対象となる。8月は計画していた124路線2万4814便のうち、今回の追加減便を含め25%にあたる86路線6293便が減便となる。夏休みに入り需要の回復を見込んでいたものの、中国から拡散した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大により予約が鈍化。追加減便が決まった。
対象となる羽田8路線のうち、幹線は4路線すべてが減便対象となる。1日16往復の札幌線は10-15.5往復に減便。同15往復の伊丹線は10-14.5往復に、同18往復の福岡線は12-17.5往復に、同13往復の那覇線は10-12往復に、それぞれ減便する。
1日9往復の羽田-広島線は5-8往復に減便。1日6往復ずつ運航する3路線のうち、高松線は4-5往復に、松山線は3.5-5.5往復に、鹿児島線は4-5往復に、それぞれ減便となる。
8月7日から17日までのお盆繁忙期は、88%の運航を計画していた。今回の追加減便により運航割合は2ポイント低下し、86%となる。
関連リンク
全日本空輸
ANAの国内線
・ANA国内線、8月は77%運航に 新型コロナで減便増、お盆は88%(20年7月27日)
・ANAのプロペラ機Q400羽田便、51日間で終了 最終日は2機で8便(20年7月22日)
・ANAのQ400、羽田乗り入れ最終日 新型コロナで6年ぶりプロペラ機(20年7月21日)
・ANA国内線、8月は8割超運航 運休9路線のみ(20年7月14日)
・ANA、羽田南側エリア2カ月半ぶり再開 国内線、復調傾向に(20年7月1日)
ANAの国際線
・ANA、羽田-ロサンゼルス再開 9月の国際線、89%運休継続(20年8月4日)
お盆予約が鈍化した航空各社
・お盆の国内線予約数、昨年の半分以下 新型コロナで伸び鈍化(20年7月31日)
JAL
・JAL、9月もホノルル臨時便 関空行きも(20年8月6日)
・JAL、お盆の国内線を再び追加減便 新型コロナで減便率17%に(20年7月30日)