全日本空輸(ANA/NH)は8月4日、国際線の運航計画を追加で見直したと発表した。対象期間は8月31日までと9月1日から30日まで。8月は成田-ヤンゴン線とマニラ線を、現地発を中心に復便する。9月の運休・減便は75路線5356便のうち、89%にあたる73路線4743便が対象で、羽田-ロサンゼルス線を再開する。
8月31日までは、計画していた75路線5500便のうち89%にあたる73路線4899便を運休・減便。新たに発表した復便は2路線5便で、成田-ヤンゴン線は2日と7日、28日の現地発を運航する。成田-マニラ線のうち成田発は4日と7日、11日、14日に運航し、現地発は火曜と金曜を除く週5便を設定する。
9月1日からの追加発表分のうち通常運航を続けるのは、週7往復の成田-ロサンゼルス線(NH6/5)と成田-シカゴ線(NH12/11)の2路線のみ。42路線が運休となり、23路線で減便が生じる。
減便路線のうち、9月に再開するのは羽田-ロサンゼルス線のみ。既存便のNH106/105便を、9月2日の羽田発から週3往復で再開する。羽田発は月曜と水曜、金曜、ロサンゼルス発は火曜と木曜、土曜に設定する。同路線は夏ダイヤが始まった3月29日からNH126/125便を増便予定だったが、10月1日に延期となった。
このほか、夏ダイヤで開設予定の羽田-青島とサンフランシスコ、サンノゼの3路線は、10月1日の開設に延期。羽田-深センとストックホルム、ミラノの3路線のほか、7月に開設予定だった羽田-イスタンブールとモスクワの2路線も、開設時期を未定としている。
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全日本空輸
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