日本航空(JAL/JL、9201)は7月30日、8月の国内線を追加減便すると発表した。お盆休みを含む8月1日から17日が対象で、計画の17%にあたる2511便を減便する。前回22日の発表から減便率は6ポイント上昇し、対象便数は921便増える。当初8月の国内線は計画比91%の便を運航する予定だったが、中国から拡散した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が再び感染拡大の傾向にあるため、2度目の追加減便を決めた。
羽田発着のうち、幹線で期間内の減便対象が累計最多の98便となったのが伊丹線で、追加減便前の運航便数は1日あたり13-15往復だったが、9-14往復に減便する。幹線で伊丹に次いで多い福岡線は76便が減便対象となり、1日あたり13.5-16往復を12-14往復に減らす。那覇線は期間中8便、札幌(新千歳)線は2便が減便対象になる。
このほか、羽田-熊本線や青森線、伊丹-仙台線など全国で39路線が追加減便の対象になった。JALによると、対象路線や便は需要動向に応じて決まったもので、特定地域でキャンセルが目立つといった傾向はみられないという。
関連リンク
日本航空
JAL
・JALの21年度新卒採用、中止決定 パイロット・障がい者採用継続(20年7月28日)
・JALの国内線、お盆前減便 376便追加、新型コロナ拡大傾向で(20年7月22日)
・JAL、8月は国内線9割運航まで回復 お盆需要視野に(20年7月9日)
・JAL、成田-ボストン再開へ ホノルル臨時便も 8-9月の国際線(20年7月9日)
・JALのCA、目の表情から察して接客 特集・新型コロナと機内サービス(20年7月9日)
・JAL、羽田北ウイング再開 回復傾向の観光、出張は「なかなか戻らない」(20年7月2日)
ANA
・ANA、国際線見直し「決まったものない」 雇用は維持、経年機は退役加速(20年7月29日)
・ANA、20年4-6月期最終赤字1088億円 新型コロナで国際線旅客96%減(20年7月30日)
・ANA国内線、8月は77%運航に 新型コロナで減便増、お盆は88%(20年7月27日)
・ANA、羽田-ワシントン・パリ再開 8月の国際線、89%運休(20年7月14日)
・ANAの21年度新卒採用、中止決定 パイロットと障がい者採用は継続(20年7月10日)