ボーイングは現地時間5月21日、燃費を改善する改良型エンジンを搭載した大型旅客機747-8インターコンチネンタル(747-8I)の最初のテスト飛行を終えたと発表した。
試験が行われたのは、米GE製GEnx-2Bエンジンの性能向上を含む「性能向上パッケージ(PIP)」で、フライト・マネジメント・コンピューター(FMC)のソフトウェア改良も行われる。
ボーイングによると、747-8ファミリーの最初の引き渡しから継続的に行われている改良で、燃費はこれまでに累計1.5%向上したという。今回の改善でさらに1.8%向上するとみている。1.8%の燃費改善で、航空会社は年間約100万ドルの燃油費と二酸化炭素排出量の削減につながるとしている。
新しいエンジンとFMCは2013年末に供給が始まり、新仕様機の最初の引き渡しは14年上期を予定。既存機の改修も行う。
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