空港 — 2020年7月14日 15:54 JST

成田空港、B滑走路22日に再開 101日ぶり、国内線復便で

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 成田空港を運営する成田国際空港会社(NAA)は7月14日、閉鎖中のB滑走路を22日午前6時から再開すると発表した。中国から拡散した新型コロナウイルスの影響で発着回数が激減し、4月12日から閉鎖していたが、LCC各社の国内線が復便傾向にあることから再開を決めた。B滑走路は101日ぶりの運用再開となる。

B滑走路に着陸する機内から見た成田空港=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 新型コロナウイルスの影響により、航空各社は国内・国際線ともに減便し、この影響により成田空港の発着回数と旅客数が大幅に減少している。空港は公共インフラであることから、縮小した体制でも空港機能の確保・維持が必要で、2本ある滑走路のうち4月12日からB滑走路を閉鎖。同月20日からは国際線の第1ターミナル(T1)と第2ターミナル(T2)の一部施設も閉鎖している。

 NAAによると、閉鎖中の国際線施設は再開のめどがたっていないという。

 航空各社は、成田発着の国内線を復便している。ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は一部路線で減便を継続するものの、7月23日からは運休せず、国内全23路線の運航を再開。ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は成田発着の国内8路線を含め、7月22日からは減便をすべて解消し、新型コロナ以前に策定した夏ダイヤの計画便数に戻す。また、8月1日には成田-釧路線と宮崎線を開設する。春秋航空日本(SJO/IJ)の国内3路線は、金曜から日曜までの週末のみのほか、繁忙期は平日を含め毎日運航する。

 日本航空(JAL/JL、9201)と全日本空輸(ANA/NH)は、成田発着の国内線を地方空港からの国際線乗り継ぎ用として運航している。両社の国際線は多くが運休となっていることから、成田の国内線の運休も継続する。

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