日本航空(JAL/JL、9201)は7月9日、8月から9月の国際線の運休や減便を発表した。8月は計画していた60路線4898便のうち60路線4407便を運休・減便し、減便率は90%と7月から3ポイント改善する。成田-ボストン線を8月1日から再開し、羽田-ホノルル線の臨時便も運航する。
8月は方面別では、オセアニアと韓国の全便運休が続く。ハワイ・グアムは計画便数の99%が運休となり、中国本土が98%、台湾が89%、東南アジアが86%、香港が85%、北米が82%、欧州が76%と続く。
成田-ボストン線は週2往復で、ボストン行きJL8便は水曜と土曜、成田行きJL7便は木曜と日曜に運航する。
羽田-ホノルル線の臨時便はホノルル行きJL8782便を8月1日と10日、20日、30日、羽田行きJL8781便を2日と11日、21日、31日に運航。ハワイは到着後14日間の自主隔離が必要だが、ハワイへの赴任や留学、ハワイ在住者の日本への一時帰国、貨物・郵便輸送などのため、臨時便を運航する。航空券販売は7月14日午前10時からを予定している。
また、ロサンゼルス-関西線のうちロサンゼルス発関西行きのみ旅客便を臨時運航し、羽田-パリ線、成田-フランクフルト、バンコク、ホーチミン、ハノイ、マニラの各線を増便する。
9月は計画していた55路線4320便のうち、55路線3851便を運休・減便。減便率は8月から1ポイント改善して89%になる。方面別では、オセアニアと韓国、グアムの全便運休が続き、中国本土が98%、台湾が909%、東南アジアが86%、香港が85%、北米が82%、欧州が75%と続く。ハワイ路線は検討中のため、決定次第発表する。
旅客機の貨物スペースを活用した貨物専用便も引き続き運航。北米と欧州、東南アジア、東アジア、オセアニア方面へ、8-9月は毎月800便(片道)程度の運航を予定している。
一方、8月の国内線は国際線とは対象的に、計画比91%の便を運航する。
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