カンタス航空(QFA/QF)は現地時間6月25日、「ジャンボ」の愛称で親しまれるボーイング747-400ER型機を、6機すべて退役させると発表した。年内の退役から6カ月早めることで、コスト削減を図る。
同社の747は3クラス364席で、ビジネス58席、プレミアムエコノミー36席、エコノミー270席。アッパーデッキ(2階席)にはビジネスクラスを18席設定し、メインデッキ(1階席)は残りのビジネスとプレミアムエコノミー、エコノミーを配置する。
ボーイングの発注リストによると、カンタス航空は57機の747を導入。1971年7月30日に747-200Bを初受領し、747-400は6機の747-400ERを含め、27機導入した。最も新しい機体は、2003年7月30日に受領した747-400ERだった。
747-400は、燃油費の高騰や飛行機の技術的な進歩により、世界的に退役が進んでいる。日本では、全日本空輸(ANA/NH)が2014年3月31日に運航した那覇発羽田行きNH126便を最後に、旅客型が全機退役。初代政府専用機「B-747-400」も2019年3月末に退役した。現在日本国内で運航されている747は、日本貨物航空(NCA/KZ)の747-8F貨物機のみとなる。
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カンタス航空
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