全日本空輸(ANA/NH)は6月25日、国際線の7月運航計画を追加で見直したと発表した。対象路線は羽田-バンコク線と成田-マニラ線の2路線で、現地発を中心に運航する。
期初計画では1日3往復を予定していた羽田-バンコク線は、7月の減便でNH847/850便の1往復のみの運航を計画していた。今回の追加変更により、1日から15日までは現地発のみの運航となり、バンコク発羽田行きNH850便を1日1便ずつ運航する。16日以降は羽田発バンコク行きNH847便も運航する。
1日1往復の成田-マニラ線は、7月の計画では運休を予定していた。今回の追加変更でマニラ発成田行きNH820便のみの運航を決定。7月2日から8月1日まで、月曜と水曜、土曜の週3便設定する。
ANAの国際線は、中国から拡散した新型コロナウイルスの影響により運休を継続。今回の発表分を含め、7月は75路線5461便のうち、91%にあたる73路線4953便が対象となる。月内に開設予定だった羽田-イスタンブールとモスクワの2路線は、就航を延期している。
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全日本空輸
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