中部空港(セントレア)を運営する中部国際空港会社は6月15日、休館しているLCC専用の第2ターミナル(T2)について、19日に再開すると発表した。再開初便となるのはジェットスター・ジャパン(JJP/GK)の福岡線で、およそ2カ月ぶりの再開となる。
再開後の開館時間は午前10時から午後3時まで。通常は午前4時40分から午後11時までの営業で、大幅に短縮し再開する。T2内に10店舗ある商業施設のうち、営業を再開するのは土産物店など2店舗のみとなる。
T2に就航する国内航空会社は2社で、ジェットスターのほかエアアジア・ジャパン(WAJ/DJ)も乗り入れている。エアアジアは全便を6月末まで運休している。国際線は国内2社を含め9社就航しているが、再開のめどは立っていない。
LCC専用のT2は2019年9月20日にオープン。鉄道や高速船が発着するアクセスプラザからの距離は550メートルで、2018年10月にオープンしたボーイング787型機を展示する複合商業施設「FLIGHT OF DREAMS(フライト・オブ・ドリームス)」内部を経由し、約7分で着く。
中国から拡散した新型コロナウイルスの影響により、T2発着便がすべて運休となったことから、4月10日から全館を閉館。隣接するフライト・オブ・ドリームスも同日からすべて閉館していたが、6月12日に一部の商業エリアで営業を再開した。
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