オーストリア航空(AUA/OS)は現地時間7月1日から、長距離路線の運航も再開する。バンコクやシカゴなど4路線を再開し、最大で週3往復を運航する。同社は6月15日から欧州域内の近距離路線も再開し、路線を徐々に復便させる。
再開する長距離路線は、バンコクとシカゴ、ニューアーク、ワシントンの4路線で、再開初便は7月1日のニューアーク行きとなる見込み。8月の運航予定は今後発表し、唯一の日本路線となるウィーン-成田線は8月以降の再開となる見通し。
オーストリア航空は中国から拡散した新型コロナウイルスの影響により、3月18日から全便を運休。6月15日からロンドンやパリ、ブリュッセルなどの近距離路線を再開させ、3カ月ぶりに運航する。
同社では今年の需要について、25%から50%減少すると予測。2021年末には、コロナ発生前と比較し75%まで回復すると見込んでいる。また、新型コロナによる需給調整の一環で、2022年までにエアバスA319型機を全機、ボーイング767-300ER型機も一部退役させる。
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オーストリア航空
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