国内線で週末を中心に需要の回復傾向が出始めていることから、日本航空(JAL/JL、9201)グループは6月2日から、臨時便の運航を開始した。羽田-伊丹線など幹線を含めた6路線で設定する。15日まで。
15日までの期間中、羽田-伊丹線は羽田発で14便、伊丹発で13便の臨時便を設定。夏ダイヤ期初の計画では1日15往復を予定していたが、6月1日から14日までの減便計画では1日5往復のみの運航となっている。
羽田-福岡線(1日17往復)の臨時便は2往復4便で、現在は5往復に減便している。羽田-那覇線(同12往復)も2往復4便の設定で、1日最大6往復の定期便を補完する。羽田-熊本線(同8往復)の臨時便は、5日に1往復2便のみ運航。現在は1日1往復に減便している。
日本エアコミューター(JAC/JC)の鹿児島-奄美大島線(1日8往復)は、10往復20便の臨時便を設定。現在は最大3往復に減便している。琉球エアーコミューター(RAC)が運航する那覇-南大東線(同1.5往復3便)の臨時便は、5日に1往復2便のみ運航。現在は1日1便のみの運航となっている。
政府は5月25日までに、全国に出していた緊急事態宣言を解除。6月1日には県をまたぐ外出自粛の段階的緩和が始まり、人々の移動が活発化してきている。JALグループは5月20日に、6月1日から14日までの国内線のうち、計画の72%にあたる103路線8584便の運休・減便を発表。中央席など一部座席を販売しない対策は6月30日で終了するものの、現在は便数や座席供給量を絞っている。
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