ユナイテッド航空(UAL/UA)は6月2日、就航を延期していたシカゴ-羽田線について、現地時間7月6日から運航を週5往復で開始すると発表した。また、6月5日の現地発から週3往復で再開するニューアーク-成田線は、7月5日から1日1往復のデイリー運航に増便する。同社の日本路線は16路線で、成田着発のサンフランシスコとグアムの2路線を含め、7月は4路線を運航する。
シカゴ-羽田線は、シカゴ発を月曜と水曜、木曜、金曜、土曜に設定。羽田発は翌7日からで、火曜と木曜、金曜、土曜、日曜に運航する。ニューアーク-成田線は6月5日の現地発で再開し、水曜と金曜、日曜の週3往復を運航する。7月5日からは1日1往復の運航となる。
現在火曜と木曜、土曜の週3往復運航するグアム-成田線は、7月23日から1日1往復に増便。1日1往復運航しているサンフランシスコ-成田線は、デイリー運航を継続する。
シカゴ-羽田線は、夏ダイヤで増枠となる羽田の発着枠を活用し、成田から移管。シカゴ発の初便は現地時間3月28日から運航を開始し、夏ダイヤ初日の3月29日に羽田へ到着する予定だったが、中国から拡散した新型コロナウイルスの影響により、就航が延期となっていた。
ユナイテッド航空が夏ダイヤで計画していた羽田への新路線は、シカゴ線を含め4路線で、ロサンゼルスとニューアークの2路線は8月3日までの運休が決定。ワシントン線は夏ダイヤが終了する10月24日までの運休が決まっている。また、既存のサンフランシスコ-羽田線も、8月3日までの運休が決定した。
このほかの日本路線では、成田着発のデンバーとヒューストン、ホノルルの3路線は8月3日までの運休が決定。ロサンゼルス線は10月24日までの運休が決まっている。関西発着はグアム線を8月3日まで運休し、サンフランシスコ線は10月24日までの運休が決定している。
グアムから乗り入れる中部と福岡の2路線のうち、中部線は8月3日まで運休。福岡線は10月24日までの運休が決まっている。
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ユナイテッド航空
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