成田空港で5月31日、LCC専用の第3ターミナル(T3)に就航する航空会社の社員が乗客に感謝の気持ちを伝えようと、「一緒にがんばりましょう!!」と書かれた横断幕を手に出発便を合同で見送った。ピーチ・アビエーション(APJ/MM)の成田空港所の発案によるもので、「がんばろうT3プロジェクト」として今後もT3に乗り入れるピーチとジェットスター・ジャパン(JJP/GK)、春秋航空(CQH/9C)、春秋航空日本(SJO/IJ)、チェジュ航空(JJA/7C)の5社による共同イベントの開催を検討していく。
プロジェクト第1弾となる31日は、現在は新型コロナウイルスの影響で週1日運航となっている春秋航空日本の運航日に合わせ、同社のピーチ、ジェットスター・ジャパンの3社の運航便を一緒に見送った。対象便は春秋航空日本の佐賀行きIJ701便(ボーイング737-800型機、登録記号JA02GR)、ピーチの札幌行きMM573便(エアバスA320型機、JA827P)、ジェットスター・ジャパンのGK111便(A320、JA11JJ)で、乗客はIJ701便が46人(幼児なし)、MM573便が62人(幼児1人)、GK111便が141人(幼児1人)だった。
ピーチの潮田(うしだ)高志・成田空港所所長は、「緊急事態宣言の解除以降、条約は増えている。空港内の機械や機内の消毒を各社同じステージでやっていきたい」と述べ、感染防止策を各社で徹底して利用者を迎えたいという。
31日は、ピーチが札幌線(MM573/580)と関西線(MM320/311)、福岡線(MM523/526)、鹿児島線(MM555/558)、那覇線(MM503/506)の国内5路線、ジェットスター・ジャパンが札幌線(GK111/110)、福岡線(GK505/504、GK513/512)、関西線(GK207/208)の国内3路線、春秋航空日本が札幌線(IJ835/836)、広島線(IJ621/622)、佐賀線(IJ701/702)、ハルビン線(IJ213/214)の国内3路線と国際1路線、春秋航空の上海線(9C6218/6217)の国際1路線が運航された。
ピーチは6月19日から成田発着の国内線全路線を再開。ジェットスター・ジャパンは6月1日から14日までは成田-札幌線、福岡線の2路線を運航する。
見送り実施便の運航実績(定刻/実績)
IJ701 成田(11:55/11:49)→佐賀(14:20/14:12)
MM573 成田(13:00/12:51)→札幌(14:50/14:37)
GK111 成田(14:25/14:21)→札幌(16:20/16:04)
関連リンク
ピーチ・アビエーション
ジェットスター
SPRING
チェジュ航空
成田国際空港
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