臨時休館中の航空科学博物館は、5月26日から再開する。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により4月から休館しているが、来館者にマスクの着用と検温などに協力してもらう形で再開する。千葉県内の感染状況などを踏まえて再開を決めた。
来館者の密集などが避けられない展示物や体験装置は休止を継続。ライブラリー(図書室)と体験館は当面閉鎖、館内レストランもしばらくは営業中止となる。
開館時間は午前10時から午後5時までで、入館は午後4時30分まで。
成田空港に隣接する航空科学博物館は、日本初の航空専門博物館として1989年8月1日にオープン。2019年に30周年を迎え、リニューアルした。ところが、新型コロナウイルスの影響で3月2日から23日まで臨時休館となり、翌24日から再開したものの、4月2日から千葉県による週末外出自粛要請、7日に同県を含む7都道府県に緊急事態宣言が出されたことから、9日から再び臨時休館に入った。
入館料などの売上がほぼゼロになったことから、クラウドファンディングによる資金調達を実施。同館の運営や展示物・建物の修繕費用として活用していくもので、目標額の1000万円を開始から4日目で達成した。一方で、これまでと同じように博物館を運営できるかなど不透明な要素が多いため、目標額をクリアして当面の存続危機は脱したが、当初予定の7月31日まで出資を募る。
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航空科学博物館
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