エアライン — 2020年5月18日 17:21 JST

ライアンエア、250人解雇 ダブリンなど4拠点、乗務員3000人の削減も

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 ライアンエア(RYR/FR)は、本拠地とするアイルランドのダブリンなど4空港で人員整理したと現地時間5月15日に発表した。4拠点で250人を削減し、今後は乗務員3000人の削減も見込む。

ダブリンなど4拠点で250人を解雇したライアンエア=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 人員削減対象となった拠点は、ダブリンのほか英国のスタンステッドと、スペインのマドリード、ポーランドのブロツワフの4空港。解雇や雇い止めなどで、250人の人員整理を進めた。

 また同社は、欧州各地のパイロットと客室乗務員の組合とも協議。最大3000人の人員削減と、20%の減給で話し合いを進めている。

 ライアンエアは中国から拡散した新型コロナウイルスの影響により、3月中旬から運休や欠航が相次いだ。4月から6月までは通常の1%未満の運航にとどまり、7月からは40%にあたる1日およそ1000便に回復する。

 2021年3月期の目標旅客数は1億5500万人以上だったものの、現時点での期末の旅客数は、35%以上下回る1億人未満となる見込み。

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