エアライン, 空港 — 2020年5月15日 20:01 JST

FDA、18日から一部運航再開 乗客の検温実施、中間席販売せず

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 フジドリームエアラインズ(FDA/JH)は5月15日、一部路線の運航を18日から再開すると発表した。中国から拡散した新型コロナウイルスの影響で4月28日から5月17日まで全便を運休しているが、乗客の検温など感染防止策を徹底することで県営名古屋(小牧)-福岡線など4路線の一部便を再開する。航空券は15日から販売している。

18日から一部路線の運航を再開するFDA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 発表した運航スケジュールは18日から31日まで。22路線のうち、静岡-福岡線と県営名古屋-福岡線をを1日2往復ずつ、県営名古屋-新潟線と福岡-新潟線を1日1往復ずつ運航する。

 運航再開に伴い、機内では「ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離の保持)」により乗客同士の間隔を可能な限り確保するため、当面の間は1列4席のうち左右の窓側席のみ販売し、通路側の2席は販売しない。子供連れなど並び席を希望する場合は、搭乗当日に空港で相談して欲しいという。

 空港では地上係員がマスクとフェイスシールドを着用し、チェックインカウンターにはビニールカーテンを設置。搭乗手続き時に乗客全員を非接触型の体温計で検温し、体調を確認する。また、客室乗務員はマスクと手袋を着用し、機内や空港の施設はアルコール消毒を実施する。機内は0.3ミクロンの粒子を99.996%以上捕集できるという「HEPA(高効率粒子状空気)フィルター」を装備しており、空気は約3分で入れ替わるという。

 FDAは、4月28日から5月17日までの20日間で1720便を運休。通常は国内線22路線を1日43往復86便運航している。

通路側座席の販売を当面見合わせるFDA(同社提供)

空港のチェックインカウンターにビニールカーテンを設置するFDA(同社提供)

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