全日本空輸(ANA/NH)をはじめとするANAグループは、医療用フェイスガードの製作に協力する。羽田空港の地元・大田区でカーボン製品を扱う企業「トライキッツ」が区などから要請を受けて製作するフェイスガード約10万個のうち、約3000個の組立作業を一部担当。グループ社員がボランティアで5月18日から21日まで手伝う。
フェイスガード作りを手伝うのは、ANAなどANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下のグループ企業の社員。職種や性別を問わずに希望者を募り、羽田空港近隣にあるグループの総合訓練施設「ANA Blue Base(ABB、ANAブルーベース)」で作業する。1日あたり4人程度ボランティアで参加し、トライキッツの社員とともに製作するという。
完成したフェイスガードは、トライキッツを通じて、大田区や全国の医療機関などに提供されるという。
ANAグループでは、医療用ガウンの縫製を社員がボランティアで手伝う取り組みを今月から始める。フェイスガードは、羽田空港で働く地上係員たちがカードケースを加工して自作しており、空港内で応対する際などの感染防止に役立てている。
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