官公庁, 空港 — 2020年5月1日 15:27 JST

保安検査前の検温、4空港追加 成田・関西など、期間延長も

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 国土交通省航空局(JCAB)は、空港の保安検査場入り口で実施しているサーモグラフィーによる体温確認について、5月1日から対象空港を拡大した。成田と関西、中部、福岡の4空港でも新たに開始する。実施期間は緊急事態宣言が終了する6日までを予定している。

サーモグラフィーによる体温確認を開始した成田空港の第3ターミナル=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 4空港とも、国内線の保安検査場を対象とする。成田は第3、関空は第1と第2、中部は第1、福岡は国内線の各ターミナルで、体温が37.5度以上の乗客には国交省と厚生労働省が作成したチラシを手渡し、搭乗自粛を要請する。検温の結果、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が疑われる場合、航空各社は運送約款に基づき搭乗を拒否できる。

 JCABは4月17日から羽田空港国内線の第1・第2ターミナルで、24日からは伊丹空港で、それぞれサーモグラフィーで乗客の体温を確認している。両空港とも5月6日までを予定しているが、今回始めた4空港同様、緊急事態宣言が延長となった場合は実施期間の延長も検討する。

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