日本航空(JAL/JL、9201)は4月28日から、国内線の一部座席について販売を制限すると発表した。1列6席で通路をはさみ左右3席ずつの配列の場合、窓側と通路側の1列4席のみ販売し、中央席を販売しないことで「ソーシャル・ディスタンシング」を確保して対人距離を離す。期間は29日から6月30日までの予定で、国際線も検討する。
JALでは国内線の運休や減便が計画便数の6割を超えており、移動自粛などで搭乗率も低下している。このため、販売する座席を制限することで乗客同士の対人距離を離し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を防ぐ。
ボーイング737-800型機(2クラス165席:クラスJ 20席、普通席145席)の場合、クラスJ(1列2+3席)は、進行方向左側の窓側A席、右の通路側H席と窓側K席の1列3席のみ販売。普通席(1列3+3席)は左の窓側A席と通路側C席、右の通路側H席と窓側K席の1列4席のみを販売する。
非販売座席はJALのウェブサイト上で、指定済み座席と同じく「選択不可」と表示。一部の機材や路線は対象外になる。
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