伊丹空港で5月6日午後0時15分ごろ、ジェイエア(JAR)が運航する大分発日本航空(JAL)2362便(ボンバルディアCRJ200型機、登録番号JA206J)が着陸後、操縦席の計器に右エンジンの火災発生を知らせる表示が出たトラブルで、国土交通省の運輸安全委員会(JTSB)の調査官3人による現地調査が8日に終了した。
JTSBによると、右エンジン内部に約50cm四方のすすが付着していた。操縦席の火災表示は、着陸後にエンジン内のセンサーが熱を感知したためとみられる。表示を見た機長らがエンジンを停止し、消火装置を作動させた。JALによると、乗客52人と乗員3人の計55人にけがはなかった。
現地調査では、すす以外に火災の痕跡や燃料漏れは見られなかったという。JTSBではフライトレコーダー(DFDR)を持ち帰り、解析を行う。
CRJ200のエンジンはゼネラル・エレクトリック社製CF34-3B1で、胴体後部に2基搭載している。
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