ICAO、帰国便の早期承認を勧告　新型コロナ大量運休で各国に

　国連の専門機関ICAO（国際民間航空機関）は各国政府に対し、中国から拡散した新型コロナウイルスの感染拡大による影響を自国民らの帰国便について、外国の航空機であっても入国などを迅速に承認するよう勧告している。予定外の運航でも外国の航空機には旅客を輸送する権利があるとし、各国当局に対して手続きの見直しを求めた。

定期便の大量運休が続く中、ICAOが帰国便の早期承認を各国へ要望＝20年4月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　勧告はICAOのリウ・ファン（柳芳）事務局長名で、「国民や他の適格者を本国に送還することを目的とし、報酬や雇用のための乗客を乗せない場合、本国送還便として指定できる」と記載。これにより、臨時便やチャーター便などの

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