全日本空輸(ANA/NH)は4月17日、国内線を追加減便すると発表した。同日から28日までの12日間で、羽田-札幌線など90路線で計画便数の77%に相当する4097便を運休・減便する。発表済みのものを合わせると、今月1日から28日までで計画便数の50%に当たる106路線1万1249便が運休や減便となり、小型化した便も含めると供給量(座キロベース)は65%減少する。中国から拡散した新型コロナウイルスの影響によるもの。
今回の発表のうち、1日に1便も運航しない「運休」が生じるのは22路線。これまでの羽田-稚内線や神戸-札幌線など5路線に加え、羽田-釧路線や関西-石垣線、福岡-宮崎線など17路線を追加した。
1日の運航便数を減らす「減便」のうち幹線については、羽田-札幌線は計画では1日16往復だったが減便後は同5-14往復、羽田-伊丹線は同15往復の計画を4-14.5往復に減便し、羽田-福岡線は同18往復を4-17往復に減便する。
減便の実施日は、路線や便により異なる。
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新型コロナウイルスの影響に伴う路線・便数計画の一部変更について
全日本空輸
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