全日本空輸(ANA/NH)は、国際線の運航計画を追加で見直した。対象期間は夏ダイヤ初日の3月29日から4月24日までで、計画していた72路線4653便のうち、86%に当たる72路線3983便を運休・減便する。中国から拡散した新型コロナウイルスの影響によるもので、すべての国際線が対象路線になった。
今回計画を見直したのは9路線。北米路線が成田-ロサンゼルス線(NH6/5)と成田-サンフランシスコ線(NH8/7)、成田-ニューヨーク線(NH10/9)、成田-シカゴ線(NH12/11)、欧州路線が羽田-フランクフルト線(NH203/204)、アジア路線が羽田-バンコク線(NH847/850)と成田-ハノイ線(NH897/898)、成田-ホーチミン線(NH833/834)、成田-香港線(NH1929/1930)で、運休や特定日のみ運航のほか、片道のみ旅客扱いする便がある。
日本航空(JAL/JL、9201)も、国際線全60路線が運休対象になった(関連記事)。
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全日本空輸
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