日本航空(JAL/JL、9201)は3月29日から始まった夏ダイヤの国際線について、運航計画を追加で見直した。4月30日までの北米とロンドン、東南アジア、韓国、香港、台湾、ハワイ、グアムの各路線が対象。計画していた国際線60路線5148便のうち、今回発表分を合わせると85%に当たる60路線4366便を運休・減便する。中国から拡散した新型コロナウイルスの影響によるもので、すべての国際線が対象路線になった。
ハワイ・グアム路線は、羽田-ホノルル線のJL74/73便を4月9日までの一部の日に運航するが、その他のホノルル発着便はすべて運休。JL74/73便も、10日から30日までは全便運休する。成田-グアム線(JL941/942)も、全便運休する。
北米路線は、羽田-ニューヨーク線(JL6/5)、羽田-シカゴ線(JL10/9)、羽田-ダラス・フォートワース線(JL12/11)、羽田-サンフランシスコ線(JL2/1)、成田-ボストン線(JL8/7)が対象。日にちにより運休する便がある。
欧州では、羽田-ロンドン線(JL43/44)が対象。ロンドン発羽田行きJL44便を4月3日と4日、6日、8日に運休する。
東南アジア路線は、羽田-バンコク線(JL31/34)と、成田=-クアラルンプール線(JL723/724)、成田-ジャカルタ線(JL725/726)、成田-ハノイ線(JL751/752)、成田-ホーチミン線(JL759/750)、成田-マニラ線(JL741/742)が対象。日にちにより運休や片道のみ旅客扱いする便がある。
東アジア路線は、羽田-ソウル(金浦)線(JL91/92)が運休。計画では週21往復(1日3往復)だったが、全便が運休となった。羽田-香港線(JL29/26)と羽田-台北(松山)線(JL97/98)は、4月3日から10日にかけて、日にちにより現地発を運休する。
また、4月2日と7日、14日、21日、28日に東京-ソウル間の移動手段として、成田-ソウル(仁川)間の臨時便を1往復ずつ運航する。
全日本空輸(ANA/NH)も、国際線全72路線が運休対象になった(関連記事)。
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日本航空
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【お詫びと訂正】
記事初出時にJL723/724便の日本側発着地が羽田空港になっておりましたが正しくは成田空港です。本文は訂正済みです。お詫びいたします。(20年4月3日 12:04 JST)