デルタ航空(DAL/DL)は4月1日から、消毒薬を霧状に噴出して機内を消毒する「フォギング」を、米国内全線でも実施している。従来は米国着の国際線が対象だったものを、国内線にも拡大した。また5月上旬からは、出発前の全機材でも実施する。
同社では、空港と機内の清潔さの新しい基準を「デルタ・クリーン」と命名。徹底した清掃方法を、長期的に実施する。フォギングは2月から米国に到着する国際線を対象に、夜間実施してきた。4月からは対象を米国内線にも広げ、出発前にも消毒する。
テーブルや個人用モニター、ひじ掛け、シートポケットなど、乗客が多く触れる場所を消毒する。チェックリストを導入し、出発前には客室乗務員らが基準に見タイしているかどうかを確認する。
デルタ航空は、フォギングに使用する消毒剤について、病院やレストランで使用しているものと同じで、人体に影響はないとしている。
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デルタ航空
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