全日本空輸(ANA/NH)は3月31日、国際線の運航計画を一部見直したと発表した。対象期間は29日から4月24日までで、計画していた72路線4653便のうち、85%に当たる71路線3943便を運休・減便する。また、成田-香港間の臨時便を設定する。
今回発表した16路線のうち、羽田-マニラ線(NH869/870)は計画していた週7往復を週3往復に減便。成田-メキシコシティ線(NH180/179)は週7往復を週4往復に減便予定だったら再減便で週3往復に変更した。成田-ヤンゴン線(NH813/814)も減便規模を見直し、週2-5往復に減少している。
羽田-ソウル(金浦)線のNH861/864便は4月7日まで運休が決まっていたが、8日以降も運休。羽田-台北(松山)線のNH851/852便は週3往復に減便が決定していたが、追加で4月3日も減便する。
成田-香港線のうち、4月7日まで運休が決定していたNH・NQ811/812便は、8日以降も運休。週4往復のNH1929/1930便は臨時便で、ボーイング767-300ER型機(2クラス202席)で運航する。
羽田-デリー線(NH837/838)や羽田-マニラ線(NH869/870)、羽田-バンコク線(NH847/850)、成田-ハノイ線(NH897/898)、成田-ホ-チミンシティ線(NH833/834)、成田-クアラルンプ-ル線(NH815/816)、成田-ジャカルタ線(NH835/836)、成田-メキシコシティ線(NH180/179)、成田-ロサンゼルス線(NH6/5)、成田-ニュ-ヨ-ク線(NH10/9)、羽田-ロンドン(NH211/212)は、日にちにより運休したり、旅客扱いが片道のみになるなどの条件が付く。
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全日本空輸
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