官公庁 — 2020年3月31日 19:14 JST

外務省、米中韓など渡航中止勧告 49カ国・地域

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 外務省は3月31日、米国や中国、韓国など49カ国と地域について、危険度の高い感染症に関する「感染症危険情報」を渡航中止勧告の「レベル3」に引き上げた。中国から拡散した新型コロナウイルスの影響によるもの。レベル3に指定された国と地域を除く全世界を、不要不急の渡航自粛を求める「レベル2」に引き上げた。

外務省が米中韓などに渡航中止勧告=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 今回レベル3に引き上げとなったのは、アジアがインドネシア、韓国全土、シンガポール、タイ、台湾、中国全土、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、オセアニアが豪州、ニュージーランド、北米がカナダ、米国、中南米がエクアドル、ドミニカ国、チリ、パナマ、ブラジル、ボリビア、欧州がアルバニア、アルメニア、英国、北マケドニア、キプロス、ギリシャ、クロアチア、コソボ、スロバキア、セルビア、チェコ、ハンガリー、フィンランド、ブルガリア、ポーランド、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モルドバ、モンテネグロ、ラトビア、リトアニア、ルーマニア、中東がイスラエル、エジプト、トルコ、バーレーン、アフリカがコートジボワール、コンゴ民主共和国、モーリシャス、モロッコ。

 すでにレベル3に指定しているのは、欧州がアイスランド、アイルランド、アンドラ、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、サンマリノ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロベニア、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、バチカン、フランス、ベルギー、ポルトガル、マルタ、モナコ、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、中東がイランとなっている。

 レベル3以外でこれまでレベル1だった国と地域はレベル2に引き上げられ、すでにレベル2に指定されているカタールは継続となった。

 外務省による海外安全情報は感染症危険情報のほか、特に注意が必要と考えられる国や地域に出される「危険情報」の2種類がある。

関連リンク
外務省 海外安全ホームページ

外務省、全世界への渡航自粛要請 感染拡大で史上初「レベル2」(20年3月26日)
東京五輪、1年延期 安倍首相とバッハ会長、21年夏までに開催で合意(20年3月24日)
外務省、米国へ渡航自粛要請 米CDCもレベル3に(20年3月22日)
米国、欧州からの入国停止30日間 英国は対象外(20年3月12日)
中国・韓国から入国制限 到着は成田・関空のみ(20年3月5日)
北京と上海、日本発渡航者を14日間隔離 出張困難に(20年3月4日)
インド、日本人の未入国ビザ無効に 感染拡大防止で(20年3月3日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post