中国本土への国際線を運航している春秋航空日本(SJO/IJ、SPRING JAPAN)は3月24日、成田-上海(浦東)線を運休すると発表した。新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大によるもので、夏ダイヤ初日の29日から4月24日までを予定する。同社の国際線は6路線で、上海線の追加により5路線が運休することになる。また、成田-札幌線を一部日程で減便する。
—記事の概要—
・国際線
・国内線
国際線
成田-上海線は2月23日から、従来の1日1往復から週3往復に減便。新型コロナの影響によるもので、現在は深夜便から昼便に時間を変更して運航している。減便は冬ダイヤ最終日の3月28日までで、翌29日からは運休となる。
同社の国際線は6路線で、いずれも成田を発着する。現在は武漢と重慶、寧波、天津の4路線を運休し、4路線は上海線同様、4月24日まで引き続き運休する。残りの成田-ハルビン線は2月17日から、従来の1日1往復から週2往復に減便。4月24日まで週2往復の減便を継続する。
国内線
3路線運航する国内線のうち、土曜と日曜の成田-札幌線を減便。同路線は1日2往復で、土日のみ同4往復運航している。4月19日までの週末の減便により、1週間を通じて1日2往復運航する。
土日に減便するのは、平日に運航する札幌行きIJ831便とIJ833便、折り返しの成田行きIJ832便とIJ834便の2往復4便となる。
春秋航空日本は中国最大のLCCである春秋航空(CQH/9C)の子会社で、成田空港が拠点とする日本の航空会社。国内線は成田-札幌線のほか、広島線と佐賀線の3路線を運航している。
関連リンク
SPRING
・春秋航空日本、成田-札幌線を週末減便(20年3月4日)
・春秋航空日本、天津運休 武漢・重慶・寧波に続き(20年3月3日)