日本航空(JAL/JL、9201)は3月23日、ハワイ路線の一時運休・減便など、国際線の運航計画を変更した。中国本土から感染が拡大した新型コロナウイルス(COVID-19)の影響によるもので、成田-コナ線など新たに3路線が対象路線に加わった。対象期間は冬ダイヤが終了する28日まで。
*3月29日からの夏ダイヤの運休はこちら。
冬ダイヤ期間の運休・減便対象は前回から39便加わり、1857便となった。JALによると、国際線は3月22日から28日までの1週間で1028便の運航を計画していたが、運航便は約40%に相当する416便にとどまるという。
今回追加となったのは、いずれも1日1往復ずつ運航する成田-コナ線と、関西-ホノルル線、中部-ホノルル線の3路線。3路線とも3月25日から28日まで一時運休する。
1日4往復の成田-ホノルル線は、成田発2便目のJL780便と、折り返しのJL781便を減便。減便期間は3月25日から28日までとなる。同路線は4往復のうち2往復を、夏ダイヤが始まる3月29日から羽田へ移管する。今回の減便対象は羽田への移管便で、3月28日のホノルル発JL781便は、羽田行きJL73便として運航する。
1日2往復の羽田-ロンドン線は、羽田を深夜に出発するJL41便と折り返しのJL42便が対象。同便は3月26日と28日に一時運休する。
1日1往復ずつ運航する成田-北京線と成田-デリー線は、成田発便を減便。成田からは回送便として運航し、現地発で旅客便として成田へ戻る。北京行きJL21便は3月23日から28日まで、デリー行きJL749便は24日と25日、27日、28日の4日間減便する。
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