全日本空輸(ANA/NH)は3月22日から、デリー線など国際線の一部路線の運航を見直した。インド政府が22日から29日まで、各国からインドへ向かう国際線の出発を認めない方針を示したことなどによるもの。
デリー線はインド政府の決定に伴い、成田を22日と25日、27日に出発するデリー行きNH827便と、翌日のデリー発成田行きNH828便を欠航。一方、欠航予定だった22日のデリー発NH828便は運航した。
フィリピンでは、首都マニラが閉鎖となり需要が減退したことから、22日の成田発からマニラ線(NH819/820)の運休を決めた。
また、中国当局が乗客を乗せた状態で北京への直行が認めず、大連に一時着陸し検疫を実施することを求めている。このため、23日の羽田発北京行きNH961便から北京行きは運休する。復路の北京発羽田行きNH962便は通常通り運航する。
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全日本空輸
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