関西空港を運営する関西エアポート(KAP)によると、関空の国際線は3月16日から22日までの1週間で、計画されていた旅客便1422便の76%にあたる1082便が欠航する。このうち、中国本土の旅客便は前週比1便減の583便が欠航する。
関空から中国本土へは43都市に乗り入れ、3月は週612便の運航が計画されていた。欠航は計画便数の95%に達する。
香港とマカオについても、合わせて週125便の欠航が決定。週128便の計画に対し、欠航は98%にあたる。
台湾路線は週83便が欠航。週134便の計画で、62%にあたる便が欠航する。韓国路線は週231便が欠航。週238便の計画で、97%が欠航する。また、東南アジア方面はシンガポール、ダナン、バンコク、クアラルンプール、マニラの5路線合わせて49便が欠航。週195便の計画に対し、25%が欠航する。
欧州・中東方面はアムステルダム、パリ、ミュンヘン、チューリッヒの4路線合わせて週8便が欠航。週42便の計画で、19%にあたる便が欠航する。ハワイ路線は週28便の計画に対し、11%にあたる週3便が欠航する。
KAPによると、これまでと同じく欠航理由を確認できていないものもあり、すべての欠航便が新型コロナウイルス(COVID-19)に関係するかはわからないという。
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関西国際空港
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