全日本空輸(ANA/NH)は3月13日、中国本土から感染が拡大した新型コロナウイルス(COVID-19)による需要減少により、国内線の一部減便を追加すると発表した。対象期間は20日から31日までの12日間で、42路線1360便が対象となる。
対象となるのは、羽田発着の伊丹と札幌、福岡、那覇の幹線や地方路線のほか、伊丹や中部、札幌、福岡などの地方発着路線を含めた42路線。羽田発着の幹線のうち、減便が最も多いのは札幌線(1日最大17往復)で、93往復186便が減便となる。期間内は22日を除く11日間で、1日あたり8往復16便ずつを間引く。
福岡線(1日あたり18往復)は、129便が減便対象となる。期間中は23日から26日までと29日の計5日間で、1日あたり6往復12便ずつが減便となる。伊丹線(同15往復)は43便を減便し、21日と23日から26日、29日から31日までの計8日間で、1日あたり2往復4便ずつを間引く。那覇線(同12往復)は25日の1往復2便のみ減便する。
羽田発着は、幹線4路線を含め、広島や岡山、鹿児島、八丈島など25路線が減便対象となる。伊丹発着は札幌や仙台、松山、熊本など7路線を対象に減便。このほか、中部-札幌線(1日最大5往復)と仙台-札幌線(1日あたり3往復)は、期間中は1日1往復ずつ減便する。
札幌発着は2路線が対象で、釧路線(1日あたり3往復)と青森線(同2往復)で減便。福岡発着は4路線で、対馬線(1日最大5往復)と那覇線(同9往復)のほか、1往復の仙台線と小松線も対象となる。仙台線は3月21日と25日、31日の3日間、小松線は21日から31日までの12日間は運休する。
那覇発着は石垣線(1日最大7往復)と宮古線(同6往復)の2路線が対象となる。
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・ピーチ、上海一時運休 関空・羽田、3月まで(20年2月5日)
海外の航空各社の運休
・デルタ航空、日本含む太平洋路線65%削減 欧州は影響拡大も(20年3月12日)
・ルフトハンザ、日本路線減便 感染拡大で(20年3月12日)
・スイス国際航空、日本路線減便 関空も(20年3月12日)
・オーストリア航空、成田便の再開延期 17日ウィーン発に(20年3月11日)
・カンタス航空、羽田のジャンボ小型化 9月までA330に(20年3月11日)
・カンタス航空のA380、8機運航停止 新型コロナ影響、9月まで(20年3月10日)
・キャセイ、日本7路線期間運休 新型コロナ、500便超に影響(20年3月9日)
・ユナイテッド航空、グアム4月末まで減便 成田・中部・関空発着(20年3月9日)
・ルフトハンザ、A380一時運航停止も グループ便最大半減検討(20年3月8日)
・ハワイアン航空、羽田-コナ期間運休 ホノルルも減便(20年3月7日)
・デルタ航空、日本6路線減便 羽田も対象、関空-シアトル期間運休(20年3月5日)
・シルクエアー、広島-シンガポール運休 3月26日に最終便(20年3月3日)
・ユナイテッド航空、成田3路線期間運休 羽田は通常運航(20年3月1日)
・シンガポール航空、日本6路線230便欠航 羽田は138便に拡大(20年2月26日)
・シンガポール航空、成田・羽田5月まで減便 感染拡大、全世界で688便影響(20年2月19日)
・キャセイ、新型コロナウイルスで大幅減便 日本路線も対象(20年2月10日)
入国規制
・中国・韓国から入国制限 到着は成田・関空のみ(20年3月5日)
・北京と上海、日本発渡航者を14日間隔離 出張困難に(20年3月4日)
・インド、日本人の未入国ビザ無効に 感染拡大防止で(20年3月3日)
各空港でも影響
・成田空港、免税店が臨時休業 飲食店など半数超が時短営業(20年3月11日)
・関空、国際線7割欠航 中韓便は95%に 9日から(20年3月10日)
・中部空港、3月は中国路線3路線 便数9割以上減(20年2月29日)
・成田空港、2月の中国旅客66.5%減 田村社長「全方面に影響懸念」(20年2月27日)
セントレアの検疫で感染者確認
・中部空港で感染者確認 ベトナム経由で帰国、入国前検疫で(20年3月4日)