デルタ航空、日本含む太平洋路線65％削減　欧州は影響拡大も

　デルタ航空（DAL/DL）は、日本など太平洋路線の便数を65％削減し、大西洋路線は15-20％、中南米路線は5％、米国内線も10-15％削減する。中国から感染が拡大した新型コロナウイルス（COVID-19）の影響によるもの。現地時間3月11日（日本時間12日）に米国のトランプ大統領が英国を除く欧州からの入国を13日から30日間停止すると発表したことから、欧州便を中心に運休が拡大する可能性が出てきた。

日本を含む太平洋路線を65％削減するデルタ航空＝PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　日本路線は米国7日発の便から減便を始めており、新たに5月31日まで8路線で運休や減便を発表。運休はポートランド－東京線、デトロイト－中部線の2路線で、減便6路線はデトロイト－東京線をこれまでの週7往復（1日1往復）から週6往復に、ホノルル－東京線を週7往復から週6往復、ミネアポリス－東京線を週5往復から週3往復とし、すでに減便しているアトランタ－東京線（週5往復）とホノルル－関西線（週3往復）、ホノルル－中部線（週3往復）は減便を延長する。また、シアトル－関西線は3月29日から10月24日までの夏ダイヤ期間運休すると4日に発表済み。

　デルタ航空は、冬ダイヤ最終日の28日で成田空港から撤退。29日から東京便は羽田発着に変わる。

　搭乗便の予約変更は、3月1日から31日に購入した航空券は手数料無料で変更できる。また、搭乗期間が4月30日までの航空券も手数料無料で変更に応じる。

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